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ARがもたらす、新しい体験とは

こんにちは。Japan マーケティング Week 事務局です。

5Gのサービスがはじまり、これまでよりも速く、より多くの端末で通信を行うことが可能になりました。5Gにより、さらに市場が拡大すると予測されているのがXRと呼ばれる、AR(拡張現実)、VR(仮想現実)、MR(複合現実)の市場です。

VRはゴーグルやグラスなど、専用のデバイスを装着することで臨場感のある体験ができる技術です。360度、視界が全て変わるため没入感が強く、ゲームやアトラクション施設、ライブや舞台などのエンターテイメント事業で導入されています。

対してARはモバイル端末から見える現実世界に、映像などを重ねる技術です。街の中に出現するポケモンを捕まえる「ポケモンGO」や、動物の耳や鼻などをつけた写真を撮れる「スノー」などは皆さんにもなじみ深いアプリではないでしょうか?

そして、MRは現実と仮想の世界を重ね合わせた技術のこと。MicrosoftのMRデバイス「Horolens」は、端末を装着して仮想のアイテムを見たり、操作したりします。例えば、機械の修理をする際に電子マニュアルを確認しながら作業をする、ビデオ会議をしながらリアルタイムのサポートが受けられるといった活用方法があります。


本記事では、XRのうちARについて、国内・国外のさまざまな事例を紹介します。


合うかどうか分からない、を解決する

コロナ禍で急激に需要を増やしたECサイト。しかしながら、商品を身につけたり家に置いたりした場合の想像がつかず、どうなるのかが気になって買えないという問題も。また、買ってはみたものの、イメージと違うから返品するといった課題も出てきています。そこで有用なのがARです。

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例えばWannabyが提供するアプリ「Wanna Kicks」。アプリを開いてスニーカーを選択すると3Dモデルが画面に表示され、試着体験ができます。試している間に足を静止させる必要はなく、向きを変えたらどう見えるか、歩いているときの雰囲気などをリアルに体感可能です。
同社は他にもネイルの色を確認できる「Wanna Nails」も提供しており、ARに力をいれています。


コスメ業界でもバーチャルメイクの導入が進んでいます。
PERFECT社の提供するアプリ「YouCam メイク」は、さまざまなメイクアップを試せるアプリです。カメラで顔を認証した後、メイクアイテムや髪の色の変化を楽しめます。「YouCam メイク」は企業のECサイトや店頭にも導入されています。これからの生活様式に合わせた接客ツールとしても注目です。


情報を上乗せする


Googleのアプリ、「Google翻訳」にもAR翻訳機能が実装されています。AR翻訳機能は「Word Lens」と呼ばれ、スマホのカメラで文字を映すだけでリアルタイムに翻訳がされるというもの。入力する手間がはぶける便利な機能として好評を博しています。また、オフラインでも利用することができるので、利用できるシーンに制限がありません。


ムーミンバレーパークの期間限定イベント「サウンドウォーク~ムーミン谷の冬~」では、Sound ARによって冬を体験できるイベントが演出されました。これまで紹介してきた事例は見ることに特化していましたが、このイベントで使われたのは音。専用のヘッドセットとスマートフォンを使って冬を表現しました。
足音はまるで雪を踏みしめるかのようにザクザクと鳴り、寒さを運ぶ風のヒュウと甲高い音がする。人の動きと合わせた音を流すことで、よりリアルに冬を感じられます。


遊びにも進化を


アメリカのSeedling社が開発したのは知育テディベア「Parker」。
ParkerはARのマーカーがお腹にあるだけで、見た目はテディベアそのものです。スプーン、聴診器、体温計、薬が付属していて、アプリ「Parker by Seedling」と連動することでParkerの熱をはかったり、薬を飲ませたり、などができます。専用のX線シートを読み取ることで、骨や内臓の様子もまるわかり。
またアプリのカメラを起動すると、さまざまなエフェクトと一緒に写真を撮ることができます。


Nintendoの「マリオカート ライブ ホームサーキット」では、カメラを内蔵したカートとNintendo Switchが連動。自室がARによってゲームコースとなり、画面にあらわれます。プレイヤーはカートをNintendo Switchで操作して、設置したコースを走りまわります。
ゲームの中でのアクションがカートに反映されるため、アイテムを使うと加速したり停止したりといった動きを見せます。カートが走るコースは4つのゲートを置くだけで作成可能。また同時に4人までの対戦ができます。


これからのAR


IDC Japan社が、2019年にARおよびVRのハードウェア、ソフトウェア、関連サービスの2023年までの市場予測を発表しています。この予測において、2018年から2023年にかけての年間成長率は78.3%と高い数値となりました。(IDC Japan 株式会社プレスリリース:https://www.idc.com/getdoc.jsp?containerId=prJPJ45301519


今後、ARはどのようなサービスやコンテンツを提供するのでしょうか?

MESON社が発表した「PORTAL with Nreal」では、部屋に居ながらバーチャル空間で買い物が楽しむことができます。


一方で、渋谷では「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」の一環として、街中に貼ったポスターにQRコードをプリント。そのコードを読み取ることでアニメのキャラクターを発見できるイベントを企画しました。新型コロナウイルスの影響を受け、同企画は中止となったものの、多くの注目を集めました。


屋内外問わず、さまざまな体験を提供するAR技術。企業の商品開発や、マーケティング戦略への活用に、ますます関心が高まっています。
SF世界のような体験が現実となる日もそう遠くはないかもしれません。


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